ちま(の飼い主)切ない夕暮れ

2014.08.20 21:14|ちまのこと
きれいな夕暮れだなぁと思って、
カメラ辣腕くんを取り出して、パチリパチリしていました。

それは、とある会社の空間。
フェンス越しに、空を見上げて。

何枚か撮影しているうち、ふと、どこからともなく猫の鳴き声が。
「ん???」と思いながら、アングルを変えて、パチリパチリ。

すると。
フェンス越しの草むらの影から、野良猫たちがわらわらと現れて来ました。
仔猫が多い!完全な、野良です。
野良猫さんたち。。。あぁ…!どうしよう。。。

みんなにゃごにゃご言いながら、みんな、ワタシの方を見つめていました。
「きっとごはんくれる人だと思って、おねだりに来たんだ…」

目を凝らしてみると、草むらの近くに、紙皿や
キャットフードの空き缶が落ちていました。
誰かがそっと、この猫たちに、ごはんをあげに来ているのだと思いました。

猫たちは、けなげに、輪唱のようにして、みんなで鳴きます。
あぁ…きれいな夕暮れと思って、フェンスに近寄っただけなのに。。。
ごめんね。。。(立ち寄らなかったら良かった。。。)

きれいだと思った夕暮れの西の空の下に、
こんな出来事があったとは。。。



0810 (3)



ワタシはひとりで、逡巡しまくりまくりでした。
手にはカメラしか持っていません。
でも。
でもお金は持っている。
一番近くのコンビニまでゆき、フードを買って来ようか。。。
いやしかし”野良猫にエサを与えないで!”紙が、ひらり。
ご近所では正直、心悩まして、苦労されていることでしょう。
いけない。
いけない!きっとダメだ。
ワタシの一瞬の感傷で、関わりのない地域住民の人に迷惑がかかる。。。
責任を、ワタシは持つことができない。

ごめん。
ごめんよ、猫たち。
ほんとうに、ごめん。
心のそこから、ごめんって、何度も言う。
ごめん。
ごめんなさい。



0810 (4)



タレントの中川翔子さんが、最近ネットで騒がしいことになっているようです。
その原因は、詳細はここには書きませんけれど、
野良猫の処遇についてのことがらで、騒動になっているようでした。

彼女は、猫を10匹、犬を2匹、と暮らしていて、
そのほとんどが保護猫・保護犬だそうです。

彼女のコメントで、先日見ました。
『そんなら自分が全部面倒見ろよっていうひとが
必ずいるけど、それが出来れば、やってるよ』と。

胸が苦しくなるような、言葉です。

イキモノ好きのひとなら、ぜったいに一度は、子供のころ、
”大富豪になって、うんと広い土地を買って、
世界中の悲しんでいるドウブツを集めて、一緒に暮らすのだ!”と、
思ったことがあると、確信します。

空想は、計り知れなく大きくふくらんだままで、おとなになって。
現実は、目の前の小さな命に、手を差し伸べられない、おとなになっている。
ただ、泣く。
詫びながら、泣きました。
これほど無意味な涙って、ないと思いながら。

ワタシは全速力で、ちまのもとへ帰りました。
ワタシに出来ることと、すべきことは、今、
ちまのことを、全身全霊を込めて、全力で、ちまを大事にすること。
それしか、ない。
一番近いちまを、大切にせずして、なんとする。なにをかいわんや、です。



0810 (1)



ちまのことを「シアワセね」と言ってくれる、愛犬家の知人がいます。
そのひとは、ご夫婦と高校生の息子君の3人暮らし。
みんな、仕事に部活にと超多忙なため、
愛犬は1日ほとんどひとりでお留守番なのだと。
「ちまちゃんみたいに、お散歩日に3度も4度も行けなくて。
うちの子は、可哀想だなって思って…不憫になります…」と、悲しそう。

いいやそんなことない。
うんと早起きをして、1度でもお散歩を増やしてあげれば、それで!
お散歩がそんなに難関だったら、少しでも時間を作って、
思い切り遊んであげれば、それで!
犬は賢い。
賢いことと、情愛がとてもとても深いイキモノだから、
思いを込めて一緒にいれば、それで何かがきっと伝わるはずだと思っています!

そして、正直に、ある思いを言いますと。

ワタシは、実家で長く一緒に暮らした愛犬ルゥちゃんの方が、
ちまより、少しだけ、シアワセだった気がする、ということです。

ルゥちゃんは、母と一心同体で暮らしていました。
母は家庭に居て、家事する主婦&仕事をする主婦だったので、
とにかく在宅が多いひとでした。
そして、その母が外出するときには、
必ず姉かワタシか父(父も基本、在宅で仕事をしていました)が
ルゥちゃんと一緒にいました。
14年間生きたルゥは、人生で、一人きりのお留守番時間は、
たぶんトータルでも、14年間中24時間程度だったろうと思います。
家族が誰も、どーうしても一緒にいられないときには、
父や母の愛犬家のお友達に、シッターとして在宅して貰っていましたから、
本当に、完全一人きりは、ほぼゼロでした。

それを思えば、ちまは、1日のうち、トータル1~2時間は、
完全に、一人きりです。
すぐ近く(同じ町内)に住む、義父母が、
代わるがわる、ちまの様子を見に、わが家へ来てくれています。
それでも、義父母にも用事はありますから、不在の空白の1~2時間は、
ちまには、まま、あるのです。

言い出すと、どこにも、どうにも出来ないことって、あります。
それは、もう本当に仕方の無いことで。
どこで気持ちの折り合いをつけるかで。
イキモノたちには、面目無いことなのですけれど…

ちまが、少しでもハッピーでいてくれるように、尽力すること。
ちまのためになる、と思うことを、よくよく考えて、すること。
ちまが、嬉しいと感じるようなことを、熱心に選んですること。

ちま。
切ないくらい、大事に思っているよ。
そして、
あのたくさん、みんなで寄り添いながら姿を現してくれた、野良猫さんたちにも、
切ない思いだけは、募ります。

切なくて、やり切れない思いと出会ってしまった、
夏の終わりの、美しい夕暮れ。

ちま、シアワセにするよ。うんと。
出来ないイキモノのみんなのぶんまで、うんと。



0810 (2)





ランキングに参加しています。ぽちっとおひとつ、どうぞよしなに。               にほんブログ村 犬ブログ MIX小型犬へ
にほんブログ村

コメント

はじめまして

元は捨てた人や無責任に増やしたりした人が
悪いんですけどね


助けてあげたい!毛むくじゃら好きならきっとそう思いますよね
医療費や日頃の世話のことなど考えれば
無責任に多頭飼いも出来ず

宝くじが当たれば・・・
私も何もできない小さい人間です

Re:お立ち寄り下さりありがとうございます☆

きなのママ様、

初めまして!
お立ち寄り下さり、ありがとうございます☆

野良のイキモノについては、本当にいろいろ
思うところがありますよね。
いかんともし難い、難問であり、
いかんともし難く、煩悶します。
自分の非力さを無念に感じつつ、
出来ることを少しでも、と思っています。

コメントをお寄せ頂いて、感謝しております。
同じように思う方からのお言葉は、本当に有難く、
心に沁みます。

またどうぞお気が向かれましたら、お立ち寄り下さい。
ありがとうございました!

No title

すごくすごくお気持ちがわかります!!
うちも保護犬を迎えましたが、出来ることなら、今もおうちを探している仔を引き取りたいです。
でも、それは今の我が家では無理で…
切ない気持ち、本当にわかります。。

なのでお互い我が子を出来る限り愛することを頑張りましょう!!!
(わたしはルゥさんの足元にも及びませんが…(><:))

Re: お立ち寄り下さりありがとうございます☆

fummyさま、

初めまして!
お立ち寄り下さり、ありがとうございます☆

殺処分(処分という言葉も…)はもとより、
野良暮らしのイキモノたちのことも、いろいろ
胸が痛いですよね。

愛情を山盛り積み上げて、お互い
命の限り、イキモノと最高の暮らしをしたいですね!☆

またお気が向かれましたら、お立ち寄り下さい~

No title

んんんー。何とも、心が痛みます。
私も何度も同じ想いをしたことがあります。特に傷ついていたり、小さかったりすると余計に、自分の無力さに悲しくなり、ふとした時にあの時のあの仔、大丈夫だろうかと頭を過ったり。
そんな時は、家に帰ってコトをぎゅーっとして、心を静めます。
少しでも、不幸なノラ猫が減るように、祈ることしか出来ませんが、
その気持ちは持ち続けること、そして自分の一番身近にいるコトを大事にしていきます☆

ワンコの幸せ、これもその家庭それぞれで、よその家のワンコがどんな生活を送っているかなんて、本犬は知りませんものね。だからきっと、目一杯の愛情をもって、自分の出来る限りで接していれば、きっと幸せに思ってくれていると信じています^^私は、コトが側で元気に居てくれるだけで幸せです★

Re: No title

u-miさま、

お立ち寄り下さり、ありがとうございます☆

最近、本屋さんなどででも、保護動物についての本や、
もっと踏み込んだ、保健所での殺処分について
考えさせられる書籍など、多く出版されています。
悲しい現実を逃避するばかりでなく、真正面から知ることも、
イキモノと暮らす者として、知識とココロの勉強になります。
(号泣しながら読書です)

若者たちでも、イキモノにたいして、
さまざまなプロジェクトを立ち上げていたり、
頭が下がる思いと同時に、少しずつではあるけれども、
わが日本国も、動物愛護先進国(犬では断然ドイツ!)に
近ずこうという意識は、生まれつつある気がします。(希望!)

ひとつの命も”処分”しない国に、日本もなりますように!

>目一杯の愛情をもって、自分の出来る限りで接していれば、
きっと幸せに思ってくれていると信じています

まったく同感です!☆
愛犬たちは誰とも比較しません。
その人・その家族こそが、すべてですものね。
だからこそ、いつだっていつまでも、ハッピーでいて欲しいし、
傲慢な言い方かもしれませんが、ハッピーでいさせてあげたい。

渾身の思いをこめて、ちまを愛す!!!
そしてu-miさんは、コトさんを愛す!!!☆☆☆
これでお互い参りましょう!オーッ!

追伸:歯医者さんその後、u-miさんはいかがですか?
   気落ちせず、こちらもお互い、ガンバリマショウねぇ(苦笑)
非公開コメント

09 | 2017/10 | 11
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -
プロフィール

ルゥ

Author:ルゥ
京都のすみっこから、オットとマルプー・ちまとのんびり暮らす日常を気ままに綴ります。

最新記事

最新コメント

月別アーカイブ

カテゴリ

ひねもす手帖 京都のすみっこから