ちま、その存在の大きさ

2014.05.12 16:44|ちまのこと
勤め先の親しい同僚女子(数年先輩、だけど年齢は5つ下:笑)に誘われて、
下鴨のとあるカフェに、勤務後ゆきました。

なんでも、カフェの2階でフリーマーケットを朝から催している、と。
何よりその出品者の人々が「すごくセンス抜群の人ばかりなのです!」と。
同僚女子は、そう興奮して誘うので、
ちまのことが気がかりではありましたが、
ちょこっとだけ、一緒にのぞきにゆくことにしました。

下鴨エリアに向かうのは、ずいぶん久しぶりです。
鴨川を北に眺めて、パチリ☆

本当に美しい景色。
京都に住んでいても、鴨川沿いは、本当に美しいと思います。



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そのカフェは、京都でここ数年来、
ちょっと気の利いた場所で、話題にのぼる、小さな小さなお店です。
素朴と雑多、自然と乱雑。
”おしゃれ”と”おしゃれでナイ”ところの、ぎりぎりの拮抗が面白いところ。



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1階のカフェの間を、くぐり抜けて、驚くべき急な階段をのぼり、2階へ。

想像していた通り、と言いますか(笑)

雑誌『クウネル』『リンカラン』『アルネ』『暮らしの手帖』を
愛読しているようなみなさんが、小さなお部屋に、ムグギュギュギュー(笑)
ちびっこ連れの若いおかあさんもいらして、ほんわりムード。
飾り気の無さが、ひとも品物も、可愛らしい、フリマで。

※ここで、蛇足。
 こういうフリマには雑誌『JJ』『Glitter』『more』などなど
 OLちゃんや、イマドキ話題好きの 愛読者は参加しないだろうと断言します。
 『装苑』『Numero』などのモード系は、ひとによっては、という感じでしょうか(笑)

食器類や衣類、書籍、おもちゃ、和洋問わずの使途不明品(笑)などなどが、
どさり、陳列されていました。

ワタシはこういう場面で、買い物はものすごく、俊敏です。
「これ好き」
「これあんまり」
好きかどうかの判別は、ぴゅんぴゅん速攻。

ふだんはすごく”悩む”派なのですが、
基本的に悩むのは、ずっと「欲しい」と思っている品物を買うとき。
「○○が欲しい」と、寝ても覚めても思うこと幾日。
「買う!」と決めて、その品を目前にしたとき、
今度は「茶色にするかこげ茶にするか生成りにするか…」
あるいは「大にするか中にするか、はたまた小…?」
色やサイズで悩むのです。
でも、突然の出会いのときは、ぜんぜん悩みません。
「あ、これいいいな☆」か眼中にナシか、の、どちらか(笑)

同僚に「げげっ、もう買うの決まったんですか?!」と、
驚愕されることされること。
で、求めたモノは、こちら。

イッタラのガラスボウルとカトラリーと、ガーゼ手ぬぐいです。
これら各、ほんの数十円~数百円ナリ!
最高です(笑)



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このカフェは、食べ物がものすごく美味しいらしく、
同僚女子が何度か「ルゥさんさえ良かったらこのあとお茶でも」と誘ってくれました。
でも、やんわり、ワタシは、それらを避わしてしまいます。

ちまが、待っているから。

今までにも、何度か記事にしていますが。
ちまを迎えるまでは、ワタシは本当に自由気ままにして暮らしていました。
それも相当な度合いで(笑)

ワタシには子どもがいないのと、
オットの帰宅時間がかなり遅いので、
勤務後友達とお茶に行ったり、同僚と買い物へ出かけたり。
ときには、晩ごはんも、突発的でも、いくらだって食べていました。
友達の家に遊びに寄ったり、美容室で散髪をしてから帰ったり。
オットの食事さえ、ときには作らず、
街中で待ち合わせをして、オットをそのまま外食に誘い出したり(笑)

でも、ちまと暮らすようになってからは、
本当にそんな自由気まま行動は、出来なくなりました。

ちまが、待っている。
ちまを、早く夕方のお散歩へ連れて行ってあげたい。

同僚女子は、もしかしたら、ですが、ちょっと何か
ワタシに話したいことがあったような気がしました。
でも、それもごめんね、また日を改めて…です。

ひとと会う用に、事前に段取りをつけるようになりました。
オットが在宅のときにだけ、出かける。
義父母に訪問依頼が出来る時間帯で、待ち合わせる。

不便。。。(←言っちゃった…)

正直に告白すると、本当に、不便になったなぁ…と思います。

気まぐれなことは、いっさい出来なくなりました。

もっと言えば、急なことで、病院をとある科の受診したいと思っても、
家から近い病院をまず探し、夜診を遅くまでしているところを目指す。
義父母へ連絡をして、コレコレで帰宅がずいぶん遅くなりますが、
ちまのことはどうぞご心配なくで、などと説明をする、などなどなど。

ちまを中心に、生活のすべてがぐるり、回っています。

お茶やカフェめしを楽しむことが出来ないので、
お手製のお菓子を買って戻りました。

手のひらサイズの、堅焼きビスケットと、フルーツケーキ。
やさしいやさしいお味でした。




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ちまは、なんにも、知りません。
ちまは、ただただ、ワタシとオットと一緒に暮らしているだけです。
ワタシがときどき、こんな風に
「不便だなぁ…」と思っていることも、
「気まま封印だなぁ…」と感じていることも、知らないのです。

オットにこういう気持ちを、ついぽろりとコボすとき、
オットは強く責めるでも、キツく諭すでもなく、こう言います。

「その気持ちが、ちまに、伝わらへんように、してな」と。

「面倒くさいなぁとか煩わしいなぁとか、もしも仮に思ったとしても、
絶対、ちまに、バレへんように、してや。
犬ってほんまに繊細やで。
なんでも、分かっていると思う。
すぐ、伝わってしまうで、ほんまに。
だから、ちまが悲しく思うようなことは、
絶対に、ちまにバレへんように、してな」と。

オットは、いつも、だいたい、正しい。(←だいたいという所が、苦やし紛れ:苦笑)

そして、こうも言うのです。

「犬との暮らしって、そんなに不自由?
そんなに気まぐれ行動が、大事?
ボクは、ちまの存在は、喜びしかないけどなぁ」と。

わがままで、ハイ、もーどうもすみません(涙)



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もの言わぬイキモノの立場は、ちょっぴり切ないだろうと想像します。
ひとに頼るしか、過ごすすべが、基本的にはないのです。

自分勝手に、外出することも出来ません。
好きなように、食事やおやつをくちにすることも出来ません。

草原を駆けて、狩猟をして生きることの一生ない、動物園のライオンたち。
大海原で生死をかけた恋に、命を燃やすことの一生ない、水族館のアザラシたち。
樹液を思う存分すすることの一生ない、虫かごの中のカブトムシたち。

ワタシとオットの不在を、一生受け止めてやり過ごすほかない、ちま。
ほんの数十年の人生を、まっすぐに駆け抜ける、ちま。

「イキモノと暮らすって、そういうことよ」と、母が微笑んでいたことを思い出します。
「ときどき、苦労するって思うわよ。
イキモノと暮らすことって、そういうこと。
もの言わぬ命のモノへの、責任は、重大よ。
でも、それ以上の幸せもまた、あるでしょう」と、母。

母は14年間、愛犬ルゥちゃんのためだけに、暮らしました。
母とルゥちゃんは、一心同体でした。

「熱烈で、大変だった。
けれど、かけがえのない時間だったわ」


母の言葉が、今さらながら、胸に来ます。

ちま。
ごめんね。
でも、ときどきこう身勝手な言葉を、内心の奥底で、思うこと。
それもワタシの本物の姿なの。
だませない。

でも、ちまにはバレないように、努力します。
だから、ちまは、ちまの、このままずっと好きでいて。



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ちまの存在は、大きい。

ワタシにイキモノへの情を、うんと教えてくれています。
母が、庭先の花に向かって声をかけていることも、今では理解できるようになりました。
父が、畑の野菜に向かっておしゃべりしていることも、分かるようになりました。

ちま、ありがとう。



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同僚女子と別れて、下鴨から西へ西へと、自転車をぶっ飛ばして帰ります。
自宅までは、ずいぶんある。
でも、かたときもペダルの回転を止めることなく、
ワタシはがむしゃらに、自転車を飛ばして飛ばして、飛ばします。

ちま、いま戻るからね。

月は東に、ちまは、西に。

与謝蕪村の俳句も、ちま仕様へ(笑)

ちま、いま帰るからね。



abc.jpg



義父母が先日、日中の外出先からタクシーを飛ばして帰り、
ちまの様子を見に行ってくれていました。
義母が笑って教えてくれたのです。

「コンサートの帰りが、夕方遅くになってしまって。
そしたら。
ちまのことが気がかりや。ルゥさんもまだ家に戻れてないはず、ゆうて。
ちまが待っているからって、タクシーで戻ったの。
おとうさん、ちまに夢中(笑)」と。

お義父さん、どうもすみません、そして
どうもありがとうございます!☆
ちまは、本当に果報者です(感謝)





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コメント

No title

ちまちゃんへの息苦しいような愛がいっぱい詰まった、ブログに共感です。
ここまで熱く語れませんが、ほぼルゥさんと同じ気持ちだと思い知らされました。
そら太朗はお外でしか排泄しませんから、外出しても帰宅する時間を始終気にするようになりました。
好きな旅行もあまり行かなくなりました。
外出する時も、ワンコ連れOKのところを選ぶようになりました。
すべてとは言いませんが、かなりそら太朗中心に回っています。
でも、こんなに大切な存在に出会って暮らせる幸せを感じています。
私達、幸せ者ですねっ。

Re: お立ち寄り下さりありがとうございます☆

そら太朗ママ様、

お立ち寄り下さり、ありがとうございます☆

> でも、こんなに大切な存在に出会って暮らせる幸せを感じています。
> 私達、幸せ者ですねっ。

はい!☆
ここの思いこそが、いちばんの大事だと思います。
愛する愛犬との暮らし☆
お互いハッピーで参りましょう!☆

暖かいお言葉、ありがとうございました☆
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