京都・椿に遊ぶ午後。

2014.03.23 23:28|日記
京都は、本物の春到来を感じさせる、日差しになりました。
吹く風は、まだ冷やりとするものの、気温は穏やかに。



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活花を習う友達に、お花の会のお招きを貰いました。

ワタシはまったく、お茶お花に門外漢。
でも、ただ美しいなぁと思う気持ちはあるので、
楽しみに、向かいました。

…の、その前に、一緒に鑑賞へ向かう友と、ランチ。
美の鑑賞前に、腹ごしらえ。
食も文化☆(笑)
小さなイタリアンで、まずは、のんびり美味堪能から。
素敵な午後の開始です。



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活花の会場は、京都の御苑のすぐ側にある【有斐斎 弘道館】

たいへん由緒有る建物でした。
儒学者・皆川 淇園という、江戸中期の京都を代表する学者が
創立した学問所だったもの。
門弟が3000人もいたうえに、
円山応挙や与謝蕪村等の当代きっての文化人も、交流していたそうです。
(とにかくもンの凄いところ←無学ですみません:苦笑)

こちらが有る場所は、本当に京都市内のド真ん中。
閑静な住宅街の広がるエリアの、中心にドーン!と有ります。
(しかも、相当大きな地所です)

間口の狭い、けれども、情緒豊かな入り口は、
正面の門から、それはそれはそれは長く長く長く。

その長い道のりの間も、もぅ重厚な文化の香りが、ぷんぷんです。
(↑低レベルな表現しか、見つけられないっ!:汗)



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入り口からすでに、お庭の美しさには、圧倒されます。
苔は随所に、あるべき場所にきちんと植え込まれています。
それらはすべて、
”最高に自然に見えるように、精密な設計”されています。



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今回の活花は『椿』が主人公だそうです。

椿が、お出迎え。
美し。



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鑑賞の方が、ちょうど程好く少ない時間でした。

ので、主催者の方にご挨拶をして、お邪魔するなり、
「今の空いている間に、さ!お茶どうぞ!なさって!」と、
優雅な時間の始まりを感じた中、電撃で、いきなりの(笑)
ランチで満腹のところへ、お抹茶とお菓子を頂きました。
(ふつうに胃袋へ収まるところが、自分でもコワイ:苦笑)

お菓子は、これまた京都の老舗【老松】の、お菓子です。
いと美し。



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一緒に鑑賞をする友は、
普段は普通にお勤めビトですが、実はお花とお茶の先生です。
お教室こそまだしていませんが、時期が来れば、そういうことになりましょう。

お茶の頂き方の曖昧なワタシは、友に教えを乞いつつ、楽しませて頂きました。



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建物の周りは、ぐるり、壮麗なお庭。
東西南北、何処も、美・美・美。

写真撮影OKだったので、たくさん撮りました。
ワタシのような素人でも、どこからどう写しても、美しいのです。
そんな現実と事実にも、驚嘆。
(とても大きなお庭なのですが、コンパクトサイズである
 辣腕デキルくんでは、そこまで写し撮ることが出来ません!残念ー)



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椿が、多種あって、そして、その表情の豊かさにも、驚嘆。



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何もない美。
窓ですら、実はそこには”無い”と思ってしまうほどに、透明な存在で。
引き算の美学が、溢れています。
その日は、当然ですが、椿が随所に生けられていましたけれど。
基本は、何も無い美の空間。



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京都の文化の広さ、奥行き、情緒の深さに、驚嘆。
驚嘆し通し。



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細やかなお手入れの心が、どこもかしこもに。
そして、この美の成り立ちは、数日などでは出来るわけもなく。
連綿と続いて受け継がれている、美と美意識。
それが、京都市内のど真ん中に、さらりと、在る。

京都、恐るべし。

この建物の在る地域は、かつて公家達が集い住んだ辺りだそうです。
かの藤原道長公の邸宅も、まさにこのエリアに有ったとのこと。

帝のおわす、御所の真横。
本当に、かつて都の風流と風雅の結集された場所であったことでしょう。
その優美な気配は、今という現在もなお。



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おかめ桜が、お庭にぽっと。
なんとも、可憐。



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京都に暮らしていながら”京都”に憧れる。

そんな不思議な気持ちに、なることがあります。
たとえば、祇園白川辺りをあるくとき。
たとえば、鴨川べりを散策するとき。
たとえば、神社仏閣を参詣するとき。

本当に、いまだに「京都にワタシはいるのだ」という気持ちになるのです。
悠久の歴史を体感しに、京都観光をしているような、気持ちに。
自転車ですぐ、のところに住んでいるのだけれど(笑)


帝を中央に、公家が雅な文化をうみ出し、
町衆が華やかな芸術を作り、それを受け継いで来ている、くに。

菅原道真公が、雷を落とした街。
清少納言が紫式部が、壮麗な言葉を紡ぎ、
千利休がお茶を点て、世阿弥がお能を舞い。
新撰組が、坂本龍馬が、街を走る。
それらがぜんぶ、今と、地続き。
それが、京都。

やっぱり、京都恐るべし。



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友と、椿と美しい空間と時間に酔いしれてのち、
ケーキとカフェのお店にゆきました。

おしゃべりしてもしてもしつくせません。
これこそが、友。
ただし、長時間もの間、
いったい何をおしゃべりしたのか覚えていません。
これこそが、ホンモノの正しきおしゃべり(笑)

誘ってくれてありがとう、友達。
お付き合いしてくれてありがとう、友達。
また京都に遊びましょう。
(みんな京都在住ですけど:笑)☆



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コメント

椿に想うつれづれ事

*春のつばきいいですね。冬の生けとは違う風情に季節を感じ、いにしえの茶の人が花に寄せた心、平和を真に願う茶人の、せぬひまの心根をしみじみと…楽しませて頂きました。
茶花やお庭、たたずまいに触れると、凛と謙虚に 心の浄化ができますね。
京のお方が本当に羨ましい!
我が家の 寒椿は、はらはらと紅色の花びらが散ります。
いつの仔も、花びらの上で遊び育ち思い出はたくさん…
リィも、紅色の花びら絨毯が似合う愛しい仔。見つめる私も、優しさで溢れんばかりの よきおなご。
しっとり京都の夢幻郷に浸からさせて頂きました。感謝!

Re: 美しいお言葉をありがとうございます☆

ゆうみん様、

お立ち寄り下さり、ありがとうございます☆
そしてたいへん美しいお言葉のコメント、感じ入っております。

ぬぉぉー!”せぬ暇”
本以外で使われていることを、初めて見ました!美しい~

> 茶花やお庭、たたずまいに触れると、凛と謙虚に 心の浄化ができますね。

同感です。
時間の流れが大変にゆるやかで、そして空間も清潔に感じます。
姿勢がぴんと伸びるような、気持ちにもなります。
どこにいても、静寂があって、その静けさと対峙する自分に
また内なる静寂のかけらを見つけるような。
とにかく、ふだんの暮らしとは違う心持になれます。
素晴らしいことだなぁと思います。

> 京のお方が本当に羨ましい!

京都自慢のようですが、実は、実に、本当に自慢だなぁと(笑)

建物やお庭、景色、食文化、芸術。
1200年の歴史が、本当に2014年の現在に続いています。
ここに暮らして、それらを享受出来ることは、シアワセだなぁと
加齢に伴い(笑)理解するワタシなのでした。

花びらに遊ぶ、リィさんも、ゆうみん様も、美しく。
瑣末なことに追われることから、遠く、遠く。
遠くでいたいものです~
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