友達のおうち。

2014.02.28 00:14|日記
今からちょっと前のことになるけれど。

先日。
年上の親しい友達が、家を買ったので、お招きを受けた。

もうひとりの友人と、待ち合わせ、どんな素敵なお宅だろう!と、
わくわくときめきながら、
ちまのことを、義父母へお願いをして、友人宅へ向かった。

中古だと聞いていたけれど、そこは大変きれいな低層マンションで、
全体からかもし出される雰囲気は、とても穏やかで落ち着いていた。
マンションを覆う空気には、淀みがなくて、とても清清しい。
思い切って、購入の道を選んだ友人は、本当に良い買い物をしたなぁ!と感心する。

玄関からお部屋を、のぞむ。
清潔な、長い廊下。



01031 (1)



マンションを購入した友人は、もうじき50歳。
一緒に同席して、おしゃべり満喫共有している友達は、ジャスト50歳。

50歳。

年齢をくちにすると、馴染みの無い世代のように暮らして来たので、どきっとする。
ワタシ自身が分かるのは、10代、20代、30代。
そして今の40代のことだけだから。
未知の世代に、どきっと、する。

年上の友達でも、その受け止め方はまちまち。
「なんとも思わない」という友もいれば、
「動揺する」という友達もいる。
ワタシは50歳を迎えるとき、どうだろう。

「母も年老いて、ずいぶんおばあさんになった。
いつか母が京都に来ることを納得をしてくれたら、
ここに引き取って、ふたりで暮らしたい」
マンションを買った友達は、そう言っていた。

同席している友達は、建築家なので、
バリアフリー的に変更するには、と、お茶を飲みながら相談をしていた。

たくさんの時間を、この友人たちと過ごして来た。
彼女たちの青春も、ワタシなりに知っているし、
ワタシの青春ももちろん、彼女等なりに、よく知っている。
たくさん流れた時間の共有を、有り難く思う。

一緒に彼女たちと、年老いてゆく。
素敵なことだと、本当に、思う。

友達がもてなしてくれた、たくさんの手料理たち。
どれもこれも、みんな、優しくて穏やかで美味しい、ごはん。



01031 (2)



広々としたリビング。

「まだ希望の家具も買えてないの~」と、友。
今後ますます、彼女の暮らしやすい、
彼女の居心地の良い部屋に、変わってゆく。
素敵な家にますますなると思う。
とてもとても、素敵なことだと思う。

お茶とお花のお師匠さんでもある、友が、
ワタシが持参した、和菓子に合わせて、抹茶をたててくれる。

お食事を頂き、果物を味わい、
コーヒーを楽しみ、お抹茶を堪能する。
それらすべてに、愉快で爽快で、笑いのたえないおしゃべりが、付いている。

ちょっとしんみりしたり、ちょっと苦笑いしたり、
でも、やっぱり基盤となるものは、大きくて高らかな笑い声で。
豊かで、暖かい時間が、ゆるやかにあった。
今のことだけど、懐かしく、思う。
昔から続いている友達だからこそ、そう感じるのだなぁと思う。

29歳から30歳になるとき、大騒ぎする知り合いがいた。
ワタシは何にも思わなかった。
39歳から40歳になるときも、動転している知人がいた。
ワタシは、やっぱり何とも思わなかった。
次の、49歳から50歳になるときには、本当に、どう思うだろう。

でも、ワタシがこうして、年齢をかさねるときに、
なんとも思わないで過ごして来れているのは、
この年上の、素敵な友達たちがいるからだと、思っている。

年を重ねてゆくと、どうしても顔にシミも出来るし、シワだって出来る。
白髪もどんどん増えるし、体型だってゆるんで張りが無くなる。
「最近寝付きが悪くって」だとか「目がかすむ」だとか、
体調の具合も、残念ながらなだらかに、下降してゆく。

転職をしても、先輩はほとんどが年下になり、
入社したてで、年齢だけは、すでにかなりのベテランの域だったり。
知り合う人々も、ときに、もはや自分の子どものような年頃だったりする。
理解は出来る事柄だけれど、ときどき、くらくらする。

だけれども、この友たちを見ていると、
”受け入れてゆくこと”を、知る気がする。
”受け入れてゆくこと”を、分かる気がする。

とてもとても、有り難いことだと思う。



01031 (4)



同席している友達が、おみやげに、とくれた、ブタの貯金箱。
なぜ今貯金箱だったのかは、いくら話を聞いても謎だったけれど(笑)
「貯金箱は、割らなお金を取り出せへん。そういうモノやないとあかんねん!」
そうものすごく力説してくれたのだけれど、でも、なぜ今
おみやげに貯金箱なのか(笑)

謎は永遠に曖昧のままで。



01031 (3)



オーダーで作ったカーテンを開けると、京都の西の空が、そこに。

「窓が大きいところが、気に入ったの」と、友。

休みの日は、この窓の外を、えんえん眺めてしまうと言った。
もうひとりの友人も、ワタシも、ここに暮らせば、きっと同じだと思う。

朝日の好きな人もいるけれど、ワタシは断然夕暮れの、夕日が、好きだ。
友達たちも、そう言っていた。

「雲がどんどん変わるのを、見るのが好きやなぁ」
「夕日の色彩が、刻々と移り変わるのも、すごく好き」

朝日は朝日で、1日の始まりの目覚ましには、気合入って、素敵。
ただいろんな”移り変わり”を楽しむ、深みのある味わいは、無い。
日差しはキラキラとこうこうと眩しく、どんどん明るくなるばかりで、
光の輪郭などすべてが際立って、すべてが、眺めることが出来ない。

夕暮れの、移ろいは、雲の様子も日の光の表情も、
色合いも空気も、何もかもが、揺れて、動く。

ゆらぎを楽しめる年頃になったと、思う。


ゆるゆると、何でもない時間が流れる。
気安い友達と、それを、ゆるゆると、楽しむ。
誰も何も言わず、西の空を眺め続けた、その日の夕暮れ。
それはそれは、美しい日暮れだった。

お招きしてくれて、どうもありがとう。
大事な1日になりました。



01031 (5)



そうしてワタシは、またちまのもとへ、急いで戻る。
また、ちまとオットとの、暮らしへ戻る。

古くからの友達たちは、その暮らしの中で、
大切な清涼剤。

仲良くしてくれて、ありがとう。
とてもとても、幸せで、とてもとても嬉しい。
これからもずっと、どうぞよろしく。

蛇足。
義母は70歳のお誕生日を迎えたとき、
「びっくりした」と言っていたことを覚えている。
「自分がまさか70歳になるなんて。
若いじぶんには、想像もしなかった」と。
何だか、分かる気がしました(笑)

ワタシもいつかゆく道。





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京都のすみっこから、オットとマルプー・ちまとのんびり暮らす日常を気ままに綴ります。

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