少しは変わることが出来るかな。

2013.09.24 20:44|受:ワタシ病気録
新しい職場で親しくなった、同年代の女性が、自宅へお招きしてくれた。

そのひとはワタシが今回、入院・手術をすると告げたとき、
「アタシ2度、経験してるから」と、アドバイスを寄せてくれたりした。

ワタシの友達では、入院手術経験者は、ほぼ皆無なので、
体験者の話は貴重なので”聞きたいことが出来たら”有り難く相談させて貰おう。
そう思っていた。

するとある日、職場ですれ違うときに、メモを手渡してくれて、
「アタシが入院したとき、必要やったグッズ。書き上げてみてん。
ルゥさんにはいらんかもしれんし、いるかもなーって思うかもしれんし。
そのへんは自由に考えてもーたらえっかーって。おせっかいやけど」と。

そのひとが経験した入院・手術というのは、
「結構しんどかった椎間板ヘルニアの入院と、乳がん」だった。

ヘルニアでは数ヶ月、大変つらい思いをしたそうだし、
乳がんでは、片方の乳房を、ガンと共に、全部切除している。
「どっちもなかなかしんどい入院やったわぁ」と、さばさば言った。

そのひとの住む、出町柳へ自転車で、向かう。
途中、寺町にあるお菓子屋さんで、手土産のケーキを購入。



DSC038430911o (1)



その日は、また激・猛暑が京都に舞い戻って来たかのような、真夏日。

鴨川を丸太町の橋の上から、北を見る。
バカみたいに、空は青くて、何だか汗まみれで自転車で走る自分に、
半分「休日の日まで、よーやるよ」と、呆れた気持ちになった(笑)



DSC038430911o (2)



そのひとは、30代半ばでヘルニアでつらい思いをし、
30代後半で乳がんで乳房切除を体験し、
40代直前で結婚をして、40代前半で、自然妊娠で出産。

「人生って、すっごい、いろいろあるなぁー!って思った。
ほんま、こうとしか言えへん。
いろいろ起こるもんなんやなぁー!って、すっごい、思った」

なんか、どこかで同じセリフを聞いた…と思うと、
それは、ワタシのオットだ。
オットは幸い何事も今まで経験していないけれど、
周りのおかげで、そういう感情を手に入れている。
オットは、なので、すごく、よく出来たひとだと思う。


オットは、そのひとがワタシにメモをくれた、と言ったとき、
「めっっっちゃえぇぇぇぇひとやなぁぁぁ…!☆」と、
ものすごくものすごくものすごーーーく、感激していた。
もしかすると、オットは感動で鳥肌でも立っていたかもしれない。
そのくらいに、感激していた。

ワタシはというと、感激はするけれど、感激の持続力が、弱い。
”感動大魔王”ではあるのだけれど、いかんせん、持続力が、軟弱。
ワタシはいつだって、自分のことで手一杯のタチで。
”感動はするけれど、感動をしている【自分】に感動する”

食べ物を食べて、消化するように、ワタシは外側から貰う
感動や感激やぬくもりや温かみなどすべてを、
「美味しいなぁ☆(=有り難いなぁ☆)」と、むしゃむしゃと食べて消化する。
美食を食べた喜びは、本物だけれど、
それは時間の経過とともに、素敵な記憶の履歴として残るけれど、
何度も反芻をして、味わうことが出来ない。

オットは、それが、何度でも、何度でも、いつでも、何度でも、出来る。
オット=感動反芻
オットは、1度貰ったら、そのひとの暖かさを、永遠に味わうことの出来る、
本当に上等で上品な胃袋の持ち主の、感動反芻牛だ。



川端通り。
近くは冷泉通り。
平日の昼下がり、人も車も、まばら。



DSC038430911o (3)



そのひとも、そう。

自分のつらかった経験を、ひとに同じように、寄り添って感じることが出来る。
感情や同情の、何ひとつ大袈裟もなく、何ひとつ盛り足すこともなく。

「アタシね。
特にやねんけど、ガンになる前は、嫌なヤツやったと思う。
仕事出来へんひとには”なんでそんなん出来へんのー!”ってイライラしてたし、
自分が自分がって、すごい有って、ガツガツしてて、めちゃ嫌なヤツやってん。
きっついヤツやったと思うわ。
でも、ガンになって、変わってん。
人生って、いろいろあるなぁーって知ってん。
アタシ、そやし、ガンになって良かった、思てんねん」

いろんなことに感謝するようになってん。


ワタシも、今回のつらい手術で、変われるのかな。
だとしたら、それはそれで、ちょっといいかもしれない。



出町柳ちかく。
三角州の手前を眺む。
緑が自然なフレームのよう。
京都がもっとも京都らしい、場所の、ひとつだ。



DSC038430911o (4)



「片方おっぱいが無くなっても、もう片方のおっぱいが、めちゃ頑張るねん。
すごい母乳、出しよるねん。
にんげんってすごいなー!って、これもめちゃ感動した。
アタシ、まだまだ子ども産むでー!」

そのひとは、ヘルニアも治し、ガンも克服し、
出産と子育てに、今、絶賛夢中・中。
そしてまだまだまだまだ各種”生きる人生”に挑戦を挑む。
スーパーウーマンなのだった。


ワタシは、ひとの品性がゲスゲスなので、
正直言うと、こういう全身前向き・超絶善人☆なひとは、
どちらかというと、眩し過ぎてふらり…なのだけれど、
よくよく考えてみると、一番身近なオットが、コレ。

ひとって良く出来てる。
自分にないものを、求める。
これは、本物真実の理論なのだなぁと、四十路越えて、ガッチリ知った。
そしてたいへん有り難いことに、
ワタシの友達は、品性の上等なひとばかりなのだ。
(ゲスがいるからこそ光る上等、ということで←勝手エクスキューズ)


お昼を食べ損ねていたので、そのひとに連絡をして、
おうちでランチをさせてくれと、頼み、
出町柳で、美味しいフムス入りピタパンを、テイクアウェイする。



DSC038430911o (5)



「出町に行くなら絶対な!」と、ものすごい目ジカラ込めて、
朝仕事へ向かうオットから、言われたので、
毎度お馴染み”ふたば豆餅”で、オット用と義父母用に、御餅購入。
中秋の名月の頃だったので、いつにも増しての大行列!

やはり京都びと、風雅を愛する風流人???



DSC038430911o (6)



痛みを経験したからといって、みんなが皆、
他者にも同じく、というようには、心を寄せられることは出来ない。
言ってしまえば、その方が自然。
自分は自分、他人は他人。
こころは完全に、個人的なものだ。

でも、ときおり、超人って、いる。
計算力の超人。
記憶力の超人。
語学力の超人。
体力の超人。

ひとに優しい超人も、確かにいる。

残念ながらワタシは凡人(以下)だけど、
周りに超人がいてくれることは、感謝に尽きる。



DSC038430911o (8)



ワタシも変わることに、少しくらい、なるといい。
ちょっとくらい、ちゃんとしたえぇヤツになれるといいな。


入院・手術前のプレプレ検査があった。

大きな病院を、検査で回りながら、怖いなと思った。
ものすごく、ものすごく、怖いなぁと思った。
でも引き受けた先に、何かがあるといいなと思うから、
とりあえず、頑張る。
この、とりあえずって辺りが、ゲスゲス巨人・ワタシっぽい。



帰り道、御所の中を自転車で駆けた。

この広大さ。
そりゃかつて、魑魅魍魎、鬼も出たろうと思いつつ。



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