熟成されるということ。

2013.08.29 12:25|日記
神戸から友達が遊びに、京都へ来てくれました。

義父母にウチでちまと、いっしょに涼んで貰っておいて、
ワタシはいそいそ、友達と待ち合わせ場所に向かいます。
かなりの雨降る午前のこと。

四条烏丸も、雨のせいと午前中だからか、ひとも車も、まだまばら。



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予約していた小さなトラットリアで、速やかにランチを食べて、
(トラットリアだもんで、承知はしてましたが思いのほか気ぜわしかったので)
お茶にゆきました。

向かった先はカフェと雑貨のお店『kitone』
木と根、ということだそうです。

こちらも小振りなお店で、かつ、人気店なのですが、
そのときの雨が幸いしたようで、のんびりくつろがせて貰えました☆



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少し雲の切れ間から、日も差します。

まだ夏の名残の『氷』ののれんが、揺れていました。



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とても洒落た生活雑貨を、取り扱うお店です。
素朴だけどセンスのある器や、カトラリーが、
これまたセンスよく、配置。
人気雑誌”リンカラン”や”クウネル”の世界がここに~

ガサツで、ガヤガヤ・ドスドスして暮らしているワタシと友人には、
まっっったく入り込む余地のない、美し~い世界なのですが、
憧れることだけは、自由ですので、
しばし、叙情的な空間に、妄想と夢をはばたかせ、素敵ライフ妄想。

でも、妄想に浸りつつ出た言葉は、やはりゲス(笑)
「天然とか自然とか大地とかナチュラルとか、
そういう文字の似合うものって、お値段ずいぶん割高だよねぇ」

静々と、お互いにツッコミあいつつ、雑貨エリアの奥にある、カフェスペースへ(笑)



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正直言うと、かなり狭いカフェスペースですが、
でも、据え置かれた家具の持つおおらかさや、窓から光る外光などで、
「せまっ!」感はさほど無く、気分としては、ほっこり出来ます。

無造作に置かれた品々も、いちいち素朴で可愛らしい。

「これ、自分ちでするとオットに、何コレ?って言われるんだよねぇ」と
また口々にゲッスい話を(笑)
とにかく、素朴・自然・天然・無造作・手作り。
これらは、取り扱うヒトに、バツグンのセンスと感性が無ければ、
一般家庭に持ち込むと、家族からすれば、すぐさまただの「何コレ」ブツに。
とてーも危険な、だけれども、だからこそ、
やっぱり憧憬してやまない物たちなのでした(笑)



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シンプルなメニューの中から、友達はほうじ茶を、
ワタシはアイス珈琲を頼みつつ、店内をくまなく、ぐるり、注目です。

ワタシは、こちらのカフェに来ることは、これで4度目。

ずいぶん気に入り、ということではなく、前回訪ねてからは、
たぶんもう5~6年は経ってます。

いつ頃オープンされたのかは、ぜんぜん覚えていませんが、
開店と同時に、ワタシは偶然こちらのカフェに出会い、お茶に入ったことが初めです。

そのときは、率直に言うと、まだとても素人感ダシダシのお店でした。
ほんとにご町内のご近所さんが「あのケーキ美味しかった。今日もある~?」
なんて言いながら、つっかけのお母さんが来ていたり、
お客さんは友達、みたいな人が多かった(と思う)
当時から、心地の良いカフェではあったけれど、お茶の出て来るまでの時間が長かったり、
店内のレイアウトや商品構成も、素朴~~~な趣味的な感じがしていました。

でも、また時をあけて、たまたま、伺うと、
そのたびに、店内の設備や配置などが、少しずつ変化をして、
きちんと”カフェ”としてお商売されている感じに。
そして、よりより、心地のよい空間のあるカフェになってゆかれたと思います。
(ただ、どんどん認知が広まり、午後のお茶時間にはお客で混雑ということも。
これは仕方のないことですね)

時間をかけて、丁寧に、熟成されてゆくこと。
そんなことを、感じました。



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友達は、ワタシより一回り近く年下の女のコです。(←30過ぎてても、まだ少女扱い:笑)
おしゃれが好きで、おしゃべりも好きで、お酒はもっと大好きな、陽気なひとです。

彼女とのお付き合いは、思えば7~8年というところ。
変わらないはしゃいだ少女のようなところも、もちろんありますが、
でもやはり、彼女にも、いろいろ熟成を感じました。



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次に彼女と会うときには、ワタシは頭部に大きな傷があるだろうなぁ~と思ったので、
近く受ける手術のことを話しました。
すると、彼女は心配をしてくれたのち、
「私も来月から、不妊治療、怖いけど体外受精に挑戦していくことに決めました」と。

去年から治療に向かうと言って、努力を始めていたようですが、
病院が嫌い、お薬が苦手、何より注射が「めっちゃ恐いッ」と
つね言っている彼女にしたら、大きな決断だろうなと思います。

ワタシも少しだけ、治療を経験しているので、
彼女の思いは、ワタシなりに、よぉく分かります。
なので、頑張ってね!☆と、盛大声援を送りました。
(負担にならないように、の配慮はもちろん)

「でも恐いー」という彼女に、ワタシはきっぱり、こう言いました。

「でも頭蓋骨に穴開けるより恐くないよ

とりあえず、ワタシはこの台詞を、一生さまざまな場面で使うな。
そう思いました(笑)



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彼女はパート勤めをしているので、本格的に不妊治療をするとなると、
突然病院指定の日にちや時間が入ることがあるので、
少人数で運営しているお店に、迷惑かかるし辞めようと考えたそうですが、
店長(男性)に思い切って相談したら、
その店長のご夫妻も、不妊治療中ということで、
「ものすごく理解をしてくれて、急に休んでも急に遅刻してもいいから
辞めないで頑張ってって言ってくれました」と。

それを聞いて、ひとっていうものは、
自分が苦難や難問を経験するときに、考えたり感じたりして、成長するのだなぁ。
そう、すごく、思いました。

悩んだり悲しんだり、落ち込んだり疲れたり。
いろんな辛いことは、体験したいとは言えません。
(出来ればどころか、実際には、したくないっ:苦笑)

『若いときの苦労は 買ってでも しろ』

これは、賛成出来ません。
若いときは、出来るだけすくすくと平和に、すこやかにいるに越したことナイ。
そうワタシは思っていますので、わざわざ買うこと、ナイ。
生きてゆくうちに、どのみち、悩ましい出来事って、
程度差こそあれ、絶対、出て来ますから(苦笑)

でも、少しおとなになったら、少し体験すると、
ひとの中身がちょっと、広がると思う。
それこそ、プレステのゲームの主人公と同じで(笑)
経験値をあげることで、今まで出来なかった技をくり出すことが出来るし、
行けなかったエリアにも、踏み込めるようになるし(笑)

「友達がこの間2人目を、流産しちゃって。
すごく残念で悲しいことだけど、でもちょっと、
病院行かなくても、すぐ妊娠出来るだけいいじゃん…て思っちゃった(苦笑)」
悩ましいことを体験中の、率直な感情だと思いました。

でもでもでも、いろんなことを乗り越えて、赤ちゃんにめぐりあえたら、
きっと彼女は、この世で一番素敵なお母さんになると思います。
それが、彼女の熟成。
そしてそういう彼女の子どもは、きっとよいひとになるのです☆


雑然と置かれた本棚と、書籍たち。
ゴタゴタのゴッチャつき振りだけは、自分ちのよう。
そこだけ、そっくり(笑)



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もうひとつ言うと、ワタシの入院・手術の話を知ることで、
彼女もひとつ、びっくりエピソードが増えたわけで、
今後入院する人がいたら、例題としてワタシのことも活用して欲しい(笑)


スッキリとした飲み口の、美味しいコーヒー。
ブラックで飲み、終わりのころに、少しだけシロップとミルクを。
一粒で二度美味しい☆作戦。
ほんとに美味しいからこそ出来ること。



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kitoneの近くの、洒落たセレクトショップや、雑貨屋さんを冷やかして、
彼女は、ワタシのことを精一杯応援してくれてのち、
お仕事終わりの頃のご主人と待ち合わせている、大阪に向かって、去りました。
のんべぇさん夫婦は、お酒の美味しい食事を堪能することでしょう。
微笑ましいご夫妻に、いつか可愛らしい赤ちゃんが来てくれますように。

帰り道では、雨も上がっていました。
夏の終わりの、雨上がりの日の入り。



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友達がくれたお土産です。
「大阪で買ったよ」と、滋賀県のクラブハリエのお菓子(笑)



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ワタシが友達に贈ったのは、こちらの和菓子。
松葉のボーロ。
おめでたい形で、今日の贈り物にして、なんとなくヨカッタ☆



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人生、いろいろ起こるもんだなぁ~
でも、熟成されてゆくことは、それは素敵なことだと、とても思う。

なんてことを感じながら眺めた、京都の秋の始まりのころ。




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コメント

素敵なお店ですね

こんばんは
京都には、こんなおしゃれなカフェがあるんですね
アイスコーヒーの入った器もオシャレ!
ゆっくり落ち着けそうな場所・・いいな~
うちの近所のカフェと言えば、コメダ珈琲店しかありませんよ~^_^;
年下のお友達いいですね。
この年になると年齢の差って感じませんよね
小学生や中学生だとものすごく年齢の差って感じるのにね
私も10歳年下の友達がいます
いろんなアドバイスをしてくれる大切な友人ですが
私が成人式の時、小学生4年ぐらいだったかと思うと笑えます
若い時の苦労は買ってでもしろ!に私も反対です
昔から、若い時の苦労はお金払ってでもしない!のが持論ですよ^▽^

Re: お立ち寄り下さりありがとうございます~☆

coco母様、

お立ち寄り下さりありがとうございます☆

> アイスコーヒーの入った器もオシャレ!

そうなのです~
こんな風な土物ボール、肉じゃがとか煮物を入れるばかりですが、
こういう飲み物もイケますよね。
なお、このように洒落たカフェだと、器が少々欠けていても
「それもオシャレ☆」に。
マジック(笑)

> 年下のお友達いいですね。

ワタシの一番年下の友人は、ワタシより22歳年下です。
もう本当に、年齢だけでいえば、ワタシの子ども(苦笑)
年齢をとても気にする若者はたくさんいますが、
年齢をまったく気にせず、人同士として付き合える
柔軟な気持ちの若者も、少なからずいる。
そういう素敵な若い子と会うと、とても楽しくて嬉しく思いますよね~

> 若い時の苦労は買ってでもしろ!に私も反対です
> 昔から、若い時の苦労はお金払ってでもしない!のが持論ですよ^▽^

まったくおっしゃる通りだと思います。
若い子の、苦労知らずでまっさら☆な感じは、
本当にヨゴレ知らずで(笑)光り輝いて見えます。
どうでも数年も過ぎてゆくと、だんだん世間を知ってヨゴレ出すので(笑)
それまではうんと白くサラサラでいるのが、一番だと思っています。

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