ちま、雨月物語☆

2012.12.03 00:28|ちまのこと
オットのいない夕暮れの、ちまのお散歩。
それは宵闇の始まった頃のこと。

自宅からほど近くに有る、そこそこ大きなガレージまで、
ちまはてくてく、ニホヒをふんふん嗅ぎ嗅ぎ、夢中で歩いていました。

※薄暮の時間の、ちまの写真がナイので、
ぱりぱりした朝のお散歩写真で、代用します(笑)



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そんなとき「リリン…」と小さな鈴の音が。

ふと後ろを見ると、そこには、とても美しいロシアンブルーの猫さんが、ひとり。
どこからともなくふわっと現れて、すくっと立っていました。

ブルーグレーのボディに朱色の首輪。
まっ☆お洒落さん~♪
ココロの中でワタシは「こんばんは☆」

でも、ちまは一向に気がつきません。
(ほんとにちま、ワンコなの?ニホわないのかぃ?猫さんのカホリ:苦笑)
自分の嗅ぎたいことだけに、集中して、
すんすん前に進みます。

すると、その猫さん。
「ホホホ、あなたアタクシに気付かなくって?(クスリ笑)」
とでも言いたいかのように、するするする~っと、ちまの数歩前に、
これまた音もなく、ふわりっと飛んで来ました!



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ちまはビックリ仰天!
「あっ!猫さん、こんばんは!ワタシちまよ!」と、
大慌てで、その猫さんへご挨拶!(ちまの大興奮ダンス付き)

ワタシは、そんなちまの激しい挨拶に、
あーすぐどっか行っちゃうな~と思っていたら、さにあらず!
なんとその猫さんってば、ちまの前にさらにつつつと歩み寄り、
ふふふ♪という気配で「こっちよ、あなた~こっちこっち」といわんばかりに、
ちまを見つめながら、ガレージの方へ方へと、誘うではありませんか!

ちまは「えっ!遊ぶの?待って!待って!」と、
必死になってその猫さんを追いかけました。

猫さんは、とにかく、暗闇の始まりと色彩が同化してしまうので、
「こっちよ~ほほほ、こっち~」と誘ってくれても、
ちまはすぐ見失います。(←ドジ:苦笑)
でも、見失うたび、猫さんは、ひらり、ちまの目前に現れては
「くすくすくす♪おばかさんね」という感じで、そこにふわり、立つのです。

何となく、ちまは少し猫さんに怯えだし?
ガレージから飛び出て、住宅街の道路に戻ると、
猫さんの方が、今度はなんとまぁ、ちまを追いかけて来ます!
「お待ちなさいな~あなた♪もうおかえりなの?」

ちまはそんな積極的な猫さんに、タジタジで、へっぴり腰。
ご近所に住む、若いご夫婦が、たまたまそこへ通りがかり、
ちまと猫さんの様子を見て「ちまちゃん、腰が引けてて、
猫がめちゃ誘ってますねー!積極的ー面白いー☆」って。
誰の目にも、猫さんが、犬であるちまを、手の上で遊んでいる風に見えるようでした。



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猫さんは、その後もしばらく、ちまの目の前で、
ごろりんごろごろにゃごにゃ~ん、と、お腹をへそ天にまでして、ゴロゴロリ。
ちまは、どうしたらよいのか分からない様子で、
ただただその猫さんのことを、及び腰で見つめているのでした(苦笑)
ド級フレンドリーちま以上に、ド・ド級ご愛嬌持ちの、猫さん。
本当に、珍しいなぁ!と、感心してしまいました。

猫さんは、その後ふいと「さよなら☆またお会いしましょ」という風情で、
ふわっとどこかのお宅の庭の竹垣の中に、すっと消えて行ったのでした。

ちまとワタシは、ふたりして、
「今のはいったい何だったんだろね…」と、少しだけぼーっとなりました。
まるで、それは、不思議なまやかしを受けたような心持で。。。



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オットが仕事から帰宅後、ワタシはこの猫さんの話をすぐ聞かせました。
するとオット、ひとこと。

「まさに『雨月物語』やね!☆」

それは、日本映画の名作のひとつ溝口健二監督作『雨月物語』のことを、言っています。
オットはこの映画のことが大好き。
京マチ子演じる、妖艶で神秘的で謎に包まれた美女に誘われて、
主人公が”あやし”の世界に引き込まれてゆく、という物語。
その京マチ子みたいだ、とオットは浮き浮きでした。

「ちま、あやしの世界に連れ込まれたらアカンでー
こっちの世界にもぅ戻れへんようになるで~(笑)
その雨月猫に、惑わされへんように、
ルゥもちゃんと覚醒してお散歩してや~(笑)」だそうでした。

偶然その翌朝、かの雨月猫さんにバッタリ遭遇したのですが、
夜の妖艶さはほど遠く、テキパキ明るい人柄?の猫さんでした(笑)
写真を!と思ったのですが、さーっと歩いて行ってしまったので、撮れず無念!
(夜に会っても、夜の色なカラダなので、きっと撮影無理)


ちま、ちまは素直で疑うことを知らない子だから、
ひとりで雨月猫さんに会うと、ちょっとホント危ないかもね、ふふふ♪

でも、猫さん。
そんなに、初対面の犬にも、社交的に出来る子もいるんだなぁ~!
とにかく感心した夜の出会いなのでした☆

また会えたらいいね、ちま♪



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こちらは自宅近くの公園に住む、野良猫さんです。
今後激冷えになる京都。
暮らしのことを思うと、とても、切ない。。。



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夜が深まってゆく時間の頃。

雨月物語の猫さんにも、
公園でふるえている野良猫さんにも、
お散歩に喜び走る、ちまにも、
夜が来ます。



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コメント

No title

こんにちは。
不思議なネコちゃんに会いましたね~
ちまちゃんの後を追いかけて来るなんて
よっぽど、ちまちゃんが可愛かったんでしょうね~(*^▽^*)
これからの季節、野良ちゃんたちには厳しい季節ですね。
力強く生きて行って欲しいと思います。

Re: お立ち寄り下さりありがとうございます~☆

ポンママ様、

お立ち寄り下さりありがとうございます☆

> 不思議なネコちゃんに会いましたね~
> ちまちゃんの後を追いかけて来るなんて
> よっぽど、ちまちゃんが可愛かったんでしょうね~(*^▽^*)

ほんとに摩訶不思議な気持ちになりまして。
猫とも実家で暮らした経験が何度もあるので、
猫もいろんな性格があることは知っていますが、
あんなに見知らぬ”犬”に対して超フレンドリーな猫は
初めて会った気がします。
『雨月猫』とオットのネーミングは、
ちょっと気に入っています。
ときどきわがオット、リリカルなことも言うのです(笑)

> これからの季節、野良ちゃんたちには厳しい季節ですね。
> 力強く生きて行って欲しいと思います。

本当にそう思います、同感です。
野良猫さんたちを見ても、何もしてあげられないけれど。。。
子猫たちが増えていたのを見て、またますます切なくなっています。。。
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