オット、エレガンスの行方☆
2018.11.12 14:47|日記|
ワタシの知人で、
知の巨人のような博識な人がいます。
(特に思想・哲学書・美術書)
その人を交えて何人かとおしゃべりをしていたときに、
ふいと、ワタシのオットの話題になった事が有ります。
<ルウさんのご主人って、どんなひと?>
そう誰かが言ったとき、
知の巨人氏が、物腰柔らか・静かに、こう言われたのです。
とてもエレガントな方です。
はへっ?!エレガント?!オットが?!(◎_◎;)
ワタシはそのとき、心底驚きました!
エレガント、という言葉のイメージから程遠いのが、
ワタシのオットへの印象だったから。
ヒソヒソ告白してしまうと、
オットは、夜ごはんのお晩酌のあと、
ぐだぐだくつろぎ過ぎると、そのまま、お風呂にも入らず寝てしまいます。
例えば、もしも何か緊急事態でも有れば、
下着のパンツでも、靴下でも、
「裏返して使えば平気☆」と言います。
エレガントな人というのは、ワタシの中では、
清潔感が有って、物腰の優美な人。
そういうイメージなので、
その説明って、どどどどどないですのん!みたいな(汗笑)
だけれども、知の巨人氏からそう言われたことは、
すごく誇らしくて、嬉しかった。
何年も前のことですが、ずっと大事に覚えているエピソードなのです。
で。
今年の秋頃だったと思います。
テレビ番組で〝エレガンス〟について特集したものが有りました。
エレガンスとくればパリ。
パリとくれば、この老舗メゾン、このお店、この人物と、ピックアップ。
そこへインタビュアーが訪問する、というような内容。
そして、この人物というところで出演されていたのが、
デザイナー島田順子氏。
氏のフランス郊外にある、それはもう見事な美しい私邸で、
くつろぎの中にインタビューを受けてらして。
あなたにとって、エレガンスとは?
そのお答が、こうだったのです。
※(自分勝手解釈印象ですがご容赦を)
エレガントな人は、
ひとの悪口を決して言いません。
それが、エレガンスかしら。
知の巨人氏が、
オットのことをエレガントな人と言ってくれたことを、
ワタシはいっぺんにその場で思い出しました。
そして、こうも思ったのです。
知の巨人氏が言われたことは、もしかしたら、
島田順子氏のような意識も、お持ちだったのかもしれない、と。
ワタシのオットは、
人の悪口を言いません。
正確に言うと、身近な周辺のと足しておきます。
報道番組やニュースなどをテレビで観ながら、
ラジオで聴きながら、だと、
政治家やらコメンテーターやらには、ビシバシ毒づいております(苦笑)
ワタシが、以前職場にいた同僚のことで、
ブウブウ愚痴と言うか、悪態をついたことが有ります。
「あの人、何も分かっちゃいないのよ!
知らないことが多過ぎる!」などというように。
ワタシは当時、自分の職場での職責はもとより、
担当職務についての、根拠なき自信が有り過ぎました。
今から思えばお恥ずかしい。
でも、そのとき、オットは、
さらりと、こうワタシに言いました。
「ルウが全然知らないことを、
その人は、すごく知ってるかもしれないよ。
だから、そんな風な決めつけはよくないよ」 と。
おごりってヤツは恐ろしいです。
オットにそう、するりと言われて初めて気付いたのでした。
確かに。
確かに、あの人は、ワタシの知らない担当職務のことなら、
そりゃそうだ、ものすごく詳しいかもしれないんだ、と。
オットから世界を、ワタシはひとつ学んだのでした。
エレガンスとは、
確かに。
ええ。
確かにこういうことも、言うのかもしれません。

オットは、ひとのことを羨ましいと言いません。
オットは、ひとと比べません。
そのひとはそのひと、ボクは僕。
それ以外、何の意味もないよね。
そう言います。
まるで、ものすごく立派で高潔な偉大なる哲学者のよう。
だけども、
ゲスゲスしたこの世界で、
聖人君子のようにでもなく、しれっと暮らしています(笑)
ただワタシは、ツマであるけれど、
このわがオットのことを、敬服しながら横で生きてます。
大きな声で周囲を威圧しない。
(ワタシは、感情に任せて怒鳴ることが有る)
暴力を何にも振るわない。
(ワタシは、腹立ち紛れに、
オットへ丸めたティッシュを投げつけることが有る)
自分の知らないことがあるということを、知っている。
(ワタシは、知ったかぶりをすることが有る)
嘘をつかない。
(ワタシは、嘘はつかないけど、若干話を盛ることが有る)
誠実。
(ワタシは、ひとにも仕事にも不誠実なときが有る)
口が堅く、信じて相談ができる。
(ワタシは、ときどき、これは誰にも内緒ね、が有る)
慌てない。
(ワタシは、1分でも何かの予定からズレるとオロオロする)
よく笑う。
(ワタシは、天邪鬼だから笑いたくてもそうしないときが有る)
見た目で何事も判断しない。
(ワタシは、以前オットの職場で、ボロボロの恰好をした人のことを、
出入りして貰っていても大丈夫?などと言ってしまったことが有る。
その人は、ある立派な起業の社長さんだった)
そして、これが最高。
何でも、全部残さず食べる。
(ワタシの製作ごはんが、イマヒトツというときでも、
「まあまあこれはコレで…」と、静かにオットは食べる。
ワタシはオットに見えないところで、
美味しくなかったなァと処分することが有る)
ワタシの母は、しょっちゅうこう言います。
「あなたの人生で、
一番の幸運は、
素晴らしい人に出会えたことね。
ママにもそれが一番の幸せ」
図らずも親孝行出来ていたワタシ。
いや~幸運☆
良かったなあと、思います。
今夜何が食べたい?
そうオットに尋ねると、オット。
「エビフライ。
ってあっ!
ボクが揚げた方が上手やから、
ボクが作ることになるな!」
「焼きそば。
ハッ!
こないだ、ボクの作った方が美味しかったよね!」
「ステーキ。
アカンッ!
ボクの焼き加減の方が繊細でジューシーやんな!」
「ペペロンチーノ。
ってボクしか作らへんし!」
「・・・・・(・ω・)。。。
・・・・・何でもエエよ」

ケーキも要らない。
プレゼントも今特別欲しいものも無いし、
必要なものだって、別に無いし、とオット。
だから、何もしていませんし、
何も、しません。
けれども、
愛情と真心だけはコメコメに込めて♪
オット。
お誕生日おめでとう☆
オットがエレガンスを、
人生、どうこの先表現してゆくのか、
楽しみです☆

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(特に思想・哲学書・美術書)
その人を交えて何人かとおしゃべりをしていたときに、
ふいと、ワタシのオットの話題になった事が有ります。
<ルウさんのご主人って、どんなひと?>
そう誰かが言ったとき、
知の巨人氏が、物腰柔らか・静かに、こう言われたのです。
とてもエレガントな方です。
はへっ?!エレガント?!オットが?!(◎_◎;)
ワタシはそのとき、心底驚きました!
エレガント、という言葉のイメージから程遠いのが、
ワタシのオットへの印象だったから。
ヒソヒソ告白してしまうと、
オットは、夜ごはんのお晩酌のあと、
ぐだぐだくつろぎ過ぎると、そのまま、お風呂にも入らず寝てしまいます。
例えば、もしも何か緊急事態でも有れば、
下着のパンツでも、靴下でも、
「裏返して使えば平気☆」と言います。
エレガントな人というのは、ワタシの中では、
清潔感が有って、物腰の優美な人。
そういうイメージなので、
その説明って、どどどどどないですのん!みたいな(汗笑)
だけれども、知の巨人氏からそう言われたことは、
すごく誇らしくて、嬉しかった。
何年も前のことですが、ずっと大事に覚えているエピソードなのです。
で。
今年の秋頃だったと思います。
テレビ番組で〝エレガンス〟について特集したものが有りました。
エレガンスとくればパリ。
パリとくれば、この老舗メゾン、このお店、この人物と、ピックアップ。
そこへインタビュアーが訪問する、というような内容。
そして、この人物というところで出演されていたのが、
デザイナー島田順子氏。
氏のフランス郊外にある、それはもう見事な美しい私邸で、
くつろぎの中にインタビューを受けてらして。
あなたにとって、エレガンスとは?
そのお答が、こうだったのです。
※(自分勝手解釈印象ですがご容赦を)
エレガントな人は、
ひとの悪口を決して言いません。
それが、エレガンスかしら。
知の巨人氏が、
オットのことをエレガントな人と言ってくれたことを、
ワタシはいっぺんにその場で思い出しました。
そして、こうも思ったのです。
知の巨人氏が言われたことは、もしかしたら、
島田順子氏のような意識も、お持ちだったのかもしれない、と。
ワタシのオットは、
人の悪口を言いません。
正確に言うと、身近な周辺のと足しておきます。
報道番組やニュースなどをテレビで観ながら、
ラジオで聴きながら、だと、
政治家やらコメンテーターやらには、ビシバシ毒づいております(苦笑)
ワタシが、以前職場にいた同僚のことで、
ブウブウ愚痴と言うか、悪態をついたことが有ります。
「あの人、何も分かっちゃいないのよ!
知らないことが多過ぎる!」などというように。
ワタシは当時、自分の職場での職責はもとより、
担当職務についての、根拠なき自信が有り過ぎました。
今から思えばお恥ずかしい。
でも、そのとき、オットは、
さらりと、こうワタシに言いました。
「ルウが全然知らないことを、
その人は、すごく知ってるかもしれないよ。
だから、そんな風な決めつけはよくないよ」 と。
おごりってヤツは恐ろしいです。
オットにそう、するりと言われて初めて気付いたのでした。
確かに。
確かに、あの人は、ワタシの知らない担当職務のことなら、
そりゃそうだ、ものすごく詳しいかもしれないんだ、と。
オットから世界を、ワタシはひとつ学んだのでした。
エレガンスとは、
確かに。
ええ。
確かにこういうことも、言うのかもしれません。

オットは、ひとのことを羨ましいと言いません。
オットは、ひとと比べません。
そのひとはそのひと、ボクは僕。
それ以外、何の意味もないよね。
そう言います。
まるで、ものすごく立派で高潔な偉大なる哲学者のよう。
だけども、
ゲスゲスしたこの世界で、
聖人君子のようにでもなく、しれっと暮らしています(笑)
ただワタシは、ツマであるけれど、
このわがオットのことを、敬服しながら横で生きてます。
大きな声で周囲を威圧しない。
(ワタシは、感情に任せて怒鳴ることが有る)
暴力を何にも振るわない。
(ワタシは、腹立ち紛れに、
オットへ丸めたティッシュを投げつけることが有る)
自分の知らないことがあるということを、知っている。
(ワタシは、知ったかぶりをすることが有る)
嘘をつかない。
(ワタシは、嘘はつかないけど、若干話を盛ることが有る)
誠実。
(ワタシは、ひとにも仕事にも不誠実なときが有る)
口が堅く、信じて相談ができる。
(ワタシは、ときどき、これは誰にも内緒ね、が有る)
慌てない。
(ワタシは、1分でも何かの予定からズレるとオロオロする)
よく笑う。
(ワタシは、天邪鬼だから笑いたくてもそうしないときが有る)
見た目で何事も判断しない。
(ワタシは、以前オットの職場で、ボロボロの恰好をした人のことを、
出入りして貰っていても大丈夫?などと言ってしまったことが有る。
その人は、ある立派な起業の社長さんだった)
そして、これが最高。
何でも、全部残さず食べる。
(ワタシの製作ごはんが、イマヒトツというときでも、
「まあまあこれはコレで…」と、静かにオットは食べる。
ワタシはオットに見えないところで、
美味しくなかったなァと処分することが有る)
ワタシの母は、しょっちゅうこう言います。
「あなたの人生で、
一番の幸運は、
素晴らしい人に出会えたことね。
ママにもそれが一番の幸せ」
図らずも親孝行出来ていたワタシ。
いや~幸運☆
良かったなあと、思います。
今夜何が食べたい?
そうオットに尋ねると、オット。
「エビフライ。
ってあっ!
ボクが揚げた方が上手やから、
ボクが作ることになるな!」
「焼きそば。
ハッ!
こないだ、ボクの作った方が美味しかったよね!」
「ステーキ。
アカンッ!
ボクの焼き加減の方が繊細でジューシーやんな!」
「ペペロンチーノ。
ってボクしか作らへんし!」
「・・・・・(・ω・)。。。
・・・・・何でもエエよ」

ケーキも要らない。
プレゼントも今特別欲しいものも無いし、
必要なものだって、別に無いし、とオット。
だから、何もしていませんし、
何も、しません。
けれども、
愛情と真心だけはコメコメに込めて♪
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