出発の記念録

2016.11.01 20:12|日記
オットの仕事場の引越し&移転が、
ようやく無事終了。

約1ヶ月と半分ほど。
オットは無休で作業に勤しんだ。

旧職場の、送電を止める指定をしていたのは、
10月31日の夕暮れ。
そのギリッギリの間際で、最後の後始末が終わったらしい。
オットは「予定通り☆」と快活に笑ったけど、
横で見ていたワタシとしては、日々ハラハラ。
スリル満点の毎日だった(苦笑)

そして。

旧職場フロアの、最後の最後の退室のとき。
ワタシは別の場所にいたので、
その場にはいなかったけれど、
オットのそのときの様子は、
手に取るように、目に浮かんだ。


オットは、そのフロアで18年間、過ごした。
ガタピシのオンボロビルディングのそこは、
オットにとって、よき仕事のパートナーだった。

18年前。
その<場所>とオットは出会い、恋に落ち、以後、
その<場所>に心血を注いで、
オットは、自分のいるべき”場所”に作り上げていった。
<場所>と”場所”が、関係をつむいでいったと思う。

断熱材のない、その壁のせいで、
夏は猛烈に暑くて疲労困憊になり(冷房がまったく効かない:苦笑)
真冬は極寒のごとく冷え、へろへろになり(暖房がさっぱり効かない:苦笑)
夏の服装は、汗ダックダクで首からタオルの、半ズボン。
冬のいでたちは、全身保温衣類の着脹れでミシュランマンのごとし。

年中その<場所>にぶうぶう言いながら過ごしていた。

18年間。

けっこうな長い年月だと思う。
18年間。


「最後の最後。
鍵を閉めて出るまえに、
部屋中の壁の、あちこちを触って、お礼をゆうたよ」と。
すべてが済んだという電話を、ワタシにくれたとき、
オットがそう言った。

「18年間、いろいろありがとう。
たいへんなこともあったけど、楽しかった。
ほんまにどうもありがとう。
お世話になりました」


そういって、壁に触れて触れて触れてまわって、
最後の鍵を閉めたと言った、オットの声は、
ちょっとだけ、涙声だった。

オットもワタシも、古臭い日本人だから、
一度自分と縁を結んだものにたいしては、
やたら感情移入する。
それぞれに宿っておわしめす、
八百万の神様とまでは思わなくても、だ。
一度縁があったら、ほんとにご縁と思う。


もしも。
もしも、オットが18年間過ごしたその<場所>が、
もしも口を利いてくれたなら、
たぶん<場所>も、
こう言ってくれただろうと、思ってる。

「おれたち永く付き合ったな。
いい関係を築けてたよなあ。
おまえはここでよくやったと思うよ。
おれも、なかなか愉快な18年間だったよ」



そしてオットは、今。
新しい<場所>と
新しく、出会った。
次の<場所>とは、もうはやくもいい感じで
付き合いが始まってると感じている。
オット自身。
ハタから傍観しているワタシも。

新しい<場所>で、また永く永く、
いい関係をつむぎあげていって貰いたい。
新しい<場所>と話が出来たら、
こう伝えたい。

オットはけっこういいやつなのです。
なので、どうぞ、おひとつよしなに。


たくさんの方から、移転お祝いを頂いた。
胸が熱くなった。



1101sa (1)



みなさん、どうもありがとうございます。
また気持ちも新たに、頑張ると思います。
ご声援よろしくお願い申し上げます。
と。
オットの知人の方々には、知られていない
このワタシのへっぽこ”愛犬ブログ”ですが(苦笑)、
抑えられない感謝と感激の気持ちを、ここに残します。



1101sa (2)



ちま。

お疲れちゃん。
少しずつまた、もとの暮らしに戻るから。
一緒に頑張ってくれたね。
どうもありがとう☆

老体にムチ打って、また近く、おじっさんに(笑)
一緒に公園、走って貰おうね☆



1101sa (3)





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コメント

お疲れさまでした。

1か月半もの長い間、無休でお引越しと移転お疲れさまでした。
何に対しても一生懸命で愛情深いご主人さまは、素晴らし方だと尊敬いたします。
ご主人さまを支えていらっしゃるルゥ様とちまちゃんも素晴らしいです。
18年間過ごしたお仕事場に感謝しているご主人さまは、新しい職場でも良いお仕事ができるはずです。
私もルゥ様ファミリーを見習いたいと思いました。

Re: 鍵コメント様へ

鍵コメント様、

お立ち寄り下さり、ありがとうございます。
そして暖かいお言葉もお寄せ下さり、感謝致します。

オットははい、一本独鈷で仕事をしているヒトなので、
毎日孤軍奮闘ですけれど、それでもたいへん満喫した
人生を歩んでいると思います。
オットはよく。
「一番好きなことを仕事にすると、
嫌いになったりするからアカン。
仕事にするなら3番目の好きくらいがいい。
そういうみたいやけど、ボクは違うと思う。
ほんまに好きなことが仕事になるんやったら、
それが一番ええに決まってる☆」
と言っています。
へっぽこに勤めているワタシからすれば、
そう言い切れるオットは、心底うらやましい。
オットの仕事は「自分の天職やと思ってる」と。
たいへんをのんびり、しかし、迎え撃つオットの姿は、
なかなかカッコいいです。
これからもわが道を行ってもらいたいと思ってます。

本当に暖かいご声援、どうもありがとうございました!☆

Re: 暖かいお言葉、ありがとうございます☆

そら太朗ママ様、

お立ち寄り下さり、ありがとうございます☆
そして、暖かいお言葉もお寄せ下さり、ありがとうございます。

そら太朗ママ様が、いつもいつもお寄せ下さるお言葉は、
本当に心から、穏やかで、優しいお気持ちを
頂戴したなあと、感動しています。
いつもお気にかけて頂きますこともふくめ、
本当にいろいろありがとうございます。

オットは、個人で仕事をしているので、
仕事場の作り込みや什器、内装工事など、
すみからすみまで、真剣で心血を注いでいます。
ワタシだったら「ま、こんなモンでいっか~」が
随所に出まくるのですが(汗)オットはそれがありません。
それは、オット自身、
自分が一番好きなことを仕事にしているからだろうと思います。
好きだから手を抜かない。
好きだから、何も辛くないようなのです。
イライラすることもなく、
愚痴をこぼすこともなく、
この1ヵ月半、どわーっ!と新しい仕事場つくりに
燃えに燃えていました。
ほんとうに、えらいもんだなあと、ツマながら感心しております。

落ち着いて来ましたら、ちまと過ごす時間もまた、
いつもの通りに戻るはずです。
ちまも頑張ってくれたので、
オットとちまが、仲良く過ごす姿を、
またのんきに眺めたいと思っています☆

暖かいご声援、本当にどうもありがとうございました!
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京都のすみっこから、オットとマルプー・ちまとのんびり暮らす日常を気ままに綴ります。

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