ちま、少年に慕って貰った夜☆

2015.08.25 03:06|ちまのこと
ちまの、夕方お散歩のときのこと。

久しぶりにお目にかかった、
若いお母さんと、お子ちゃんたち。

ちまの、お散歩のときに、知り合いました。

お子さんは、
長女ちゃん・長男くん・次女ちゃんのおちびちゃん兄妹。
ワタシは子どもがいないので、年齢は想像ですが、
4歳・3歳、そして月齢の赤ちゃん、かなあ?と。
とても年齢が近いご兄妹のように思えます。

そして、若いトイプーくん

トイプーくんが、一緒に、いました。

お母さんが、赤ちゃんを乗せたバギーを押して、
おねえちゃんとボクは、その近くをてくてくてく。
トイプーくんは、ボクにリードを持たれながら、
楽しそうにお散歩している光景を、何度も遠くに、見ていました。

でも。
ここしばらく、見かけることがありませんでした。

トイプーくんだけが、いない

オットと「まだ若そうだったけど…もしや」などと、
少し、気にしていました。



0823e (1)



トイプーくんとの出会いは、今から数年前。

長女おねえちゃんが、ヨチヨチ・てくてく。
長男ボクが、おしゃぶりをくわえながら、バギー乗車(笑)
そんな時期に、出会いました。
それからほどなくして、お母さんはお腹が丸ぁるくなられてゆきました。

「お子さんの子育てと、ワンちゃんのお世話にと。
すごいですね!☆」と、ときどき、
ほんの、ときどき、ちまのお散歩のときに、
すれ違うとき、感服してそう、お話していました。

「いやあワンコも子どもと同じですからあ~」
そうお母さんは、おっしゃって、ニコニコと。
ワタシも、トイプーくんは、幸せだなあと思って、
ほんわり、幸福でした。

でも、そのコの姿を最近、見ることが出来なくて。
それでふと「トイプーくんは元気ですか~」と聞きましたら。
おかあさん、ちょっと戸惑うような表情で。
「実は、知り合いに引き取って貰ったんです」と。

「子どもが3人になって。
私も主人も共働きなんで、時間に追われてばかりで。
子どもの世話が精一杯になっちゃって、
ワンコをぜんぜんかまってあげられなくて…
毎日、ワンコに可哀想なことしてるなあって思ってて。
それを知り合いに話したら、引き取ってあげるって
言ってくれたんで、思い切ってお願いしたんです」と。

そうですか、そうだったんですか、と、ワタシ。
トイプーくん、どうにかなっちゃったのかも、という
そっちの心配は無用だったのね、と思って、ちょっぴりホッ。
でも、それはそれで、何となく、切ないお話。。。
しんみり………

しかし!
ワタシはじゅうぶん大人!
しんみりするだけではイカン!

ここはひとつ、リベラルな言葉を、と思い、
愛犬を手放されたというその事態に、少々動揺しつつ、
かつ、声が詰まりながらも
「そ、そ、それはそれで、ね。
ご事情がね、ね、ね。
いろいろありますもんね、ねねねね」
←しどろもどろ

「お散歩もまともに連れてってあげられへんかったし、
ほんとに可哀想なことしてたと思うんで。。。」と、おかあさん。
「そそそそうですよそうですよ。
ワンちゃんも、今、たくさんお散歩に行けていたりして、
とっても幸せかもですよ」
とワタシ。

しかし、この言葉の後、グラグラ。
あぁワタシ、それは本心か?!と、心・グラリグラリ。

「いや、そのっあの、えーとあのあの。
でもどうどうどうでしょうね、あの、あの、
ご家族で大事にされていたから、
ワンちゃん、皆さんと離れ離れになって、
あーっえーっと、その、うー、ささ寂しいか。
えーあの、寂しいかな?
いや違うかな?いや大丈夫かな!」(←ヨロヨロ…

すると、おかあさんは、とても悲しそうなお顔をして。
「うーん。。。今、幸せなのかな。。。どうなんやろう。。。
うーん、でもウチに居ても、幸せだったのかわからへん。。。
うーん。。。どうなんでしょうね?!わかんないです!」と、
ワタシの方へぐんぐん近づいて来られ、どうなんでしょうか、と言われていました。

「きっと、いや、あの、たぶん、えーっと。えとえと。
きっと、幸せですよ!
あーでも、うーん、大好きなご家族と離れて暮らし始めて…
ああああ、いや、きっと大丈夫ですよ!」(←もうダメ。。。)



0823e (2)



すると、
足元で、ちまのことをなでなでしてくれていた、ボクが。
「ワンちゃん、ひとんちに行ってしまってん!」と。

「そそそ。そうなんだってね」ワタシ(←ふらふら…

「ボク。
ワンコ、取り返すねん!」


ボク…!!!
ボクちゃん!!!
ああボクちゃん!!!(心で涙)

言葉に出来ない言葉を、ワタシはぐっと飲み込んで。
≪ボク。
いつかまたあのワンコと暮らすことが、出来たら、いいね。
それがもしも、かなわなくても、きっといつか、また
犬という最高のいきものと、暮らせたらいいね≫

ボクは、将来、犬という素晴らしいいきものと、
きっときっと、仲良く出来るひとになると思います。
やさしい、少年。

取り返すんだ、と言いながら、
ずっと、ちまのことを、なでてくれていました。

いつか本当に、また、犬と仲良く暮らせるといいね!
犬は、きっときっと、君のかけがえのない親友になってくれるよ!



0823e (3)




夕暮れが、最近めっきり早くなり、
7時を回ると、ずいぶん暗がりが深くなって来ました。

「今から、ワンちゃんのお散歩にいくの?」と、聞いて来た、ボク。
「うん、そうだよ。夕方のお散歩だよ」
そう返事をしたら。

ボクは夜空を指差しながら。
「危ないで。
もうほら、星もあるで。
ワンちゃん、危ないで」


ボク!
あああボクちゃん!!!
なんて!
なんて良い子なんだ!!!(感動)
たまらん!!!

「ありがとう!
でも、大丈夫!
おばちゃん、暗闇にメチャ強いんだ!!!
だから、ワンちゃんのことも、ちゃんと出来るんだ!!!
怖いことあっても、ぜんぜんへいちゃらなのだ!!!」

そう言うと、ボクは、そうかなぁ~というような、
苦笑した顔で、ワタシのことを見返していました。

「ね。ボク。
さっき、ワンコを取り返すねんって、言ったでしょ。
おばちゃん、感動したよ。
泣きそうになっちゃった。
おばちゃん、ボクのこと、大・大・大好きになっちゃった!
メロメロっていうんだよ、こういうの!」

そう言って、ボクの頭をムギュムギュッ☆と。
おかあさんも、おねえちゃんも、笑っていました。

ボクは、帰る間際まで、ちまのことをなでてくれていました。

ワンコを手放されたおかあさんも、きっとお辛かったことだと思います。
ワンコが大好きだった、ボクも、本当に悲しかったと思います。
そして何より、ワンコ・トイプーくんこそ、泣きくれたことでしょう。
切ない。。。(涙)



0823e (4)




どうか。
どうかトイプーくんが、今、幸せで暮らしていますように。
ときどき、前の家族のことを、
「あのときも、ま、楽しかったな」と、
ふいに思い出すくらいで済むように、穏やかでありますように。

おかあさんも、お子さんの育児に精出しながら、
ときどき、トイプーくんのことを思ってあげて下さい、と希望し。

トイプーくんのことはもちろん、
よその家の犬である、ちまのことも、
可愛がってくれるボクに、またいつの日か、
犬との、輝きを放つ、素晴らしい出会いがありますように。
(そして今度は、未来永劫離れないで済みますように)


ワタシには、ちょっぴり、おとなの事情に切ない、夕暮れ。

ちまには、
小さな、可愛い少年に、
好かれに好かれまくった、ちまの、夜。




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