世間を少しは知っておくこと

2015.07.26 01:43|日記
年上の、仲良し友達が、骨折をしました。
それも、利き腕の、右手。
気の毒に(涙)

でも、誰のせいでもなく、完全な自損事故。
会社に置き傘をしておこう、と持参していた
ビニール傘を、うっかり、自転車の前輪に巻き込んで、転倒。
「誰も事故に巻き込まなかったのが、幸いよ」と、友。
ちゃんとした、おとなです(苦笑)

健康優良児で、高齢化を突き進んでいる(笑)ひとなので、
今回のこの骨折が、人生の中で、最大の怪我だそうです。
入院はしないで済んだものの、全治2ヶ月+α。
職業が、代理の利かない自営業だから、仕事の面でも心配だけれど、
それ以上に、やはり気がかりは、日々のこと。

独身一人暮らしなので「やっぱり咄嗟のときに、困る」と。
ただ、ひとりで何でもして生きて来ているので、
予想以上に、たくましかった。

食器は、洗い物が出来ないから「紙コップと紙皿」
食事は「コンビニか吉野家の丼か、ココイチのカレー」
スプーンで食べる物なら、何でも食べていると言っていました。
洗濯物は「なんとか、時間かかるけど、左手で」
ただ「アイロンがけが出来ないから、やってー」と、
普段着なれどもブラウスを数枚、アイロンがけ要請を受けました。

「いつでも電話くれたら、飛んで行ったのに」
そう言うと、友達はおおらかに笑ってこう言いました。

「それが意外!思い浮かばへんかってん。
近所に住んでる友達から”カレー作り過ぎたからいる?”って
電話貰ったとき、初めてハッて気づいたの。
ひとに頼めば良かったんだ!って」

事故のショックや怪我の痛みの衝撃などで、
相当に混乱していたんだと思う、と、友。

「パニック状態になると、
ふだんなら思いつくようなことでも、
まったく思い浮かばないもんなのよ!
ってことを、初めて、知ったわ」

何だか妙に説得力あるー!と、感心しました。
そういうものの、ような気がします。

「ハサミって、左手だとぜんぜん使えへんの!
実は両手を使って、切ってるんだなーって分かった」

「洗わず食べられるカット野菜。
案外あのビニール袋って、難問やの。
けっこうガッチリ、封が硬いねん。
で、考案したの。
窓わくに挟んで、左手でエイッ!て引っ張るの」

友は今回の、人生初体験の事故で、
創意工夫の知恵を、ものすごく取得していました。
体験するのって、人生、大事だなぁ!と。

「右手をこう、骨折してさ。
こうも動かないでいると、
この時間に、左手を利き腕並みに使えるように、
ちょっと特訓しよう!って思って」

気がつけば、見ると、
こっちが驚くほど、器用に、左手で、お箸を使っていました。
タダでは転ばぬ精神!素晴らしい。
友は、じゃんじゃん、この初体験で、成長しているようでした(笑)

ひとを呼ぶということ。
ひとに頼みごとをするということ。

これは、なかなかじつは、難しい。
おとなになると、それは家族にだって、遠慮することも。
それぞれの事情や暮らしの都合もあるし、
身内だとて、もう分からない。
ましてや、友達になると、そんな。

それでも、それでも、どーうしてーも、ひとでが必要なときって。
そういうときってあるでしょう。
だから、遠慮なく、やっぱり、声かけて来なよ。
友に言うと。

「そこも案外、意外なんよ。
ああひとに手伝って欲しいなぁと思うのって、
今の私の暮らしでは、
このゴミ袋、上、縛ってくれへんかなぁ、とか、
タンスの上にあるリモコン、取って欲しいなぁ、とか。
そんなモンなのよ。
でも、そんなモンで、ひと呼ぶの、さすがに気が引けるよぉー」

大怪我をして、たいへんな状況になっている友だけれど、
今回の大怪我で、
「病気で大変な人とか高齢者の苦労とかが、少し、分かった気がする」と。

世間を友は、想像出来るように、ちょっと、なれた。
それはそれで、今回、つらい思いはしているけれども、
それはそれで、長い目で見れば、良かったんじゃないかと思います。
(本人も、そう言っていました)


で、ちょっと話はズレますが。

先日、昔むかし、私が勤務していた会社の人たちと、会いまして。

ひとりは、私よりいくらかの、年上。
ひとりは、私よりいくらかの、年下。

年下は、まだ同じ会社に勤めていて、
上司の悪口をさんざっぱら、愚痴。
客観的に聞くと、別にそんな罵られるほどの
悪い上司には、思えないけど。。。

年上は、退社以後4年間程の今、専業主婦で、
「自宅にいるだけだし」と言っていて、
今世間で話題になっているトピックを、話題にあげても、
いちいちに「え、何それ!知らないー」
「え?ホント!知らなかったー」
ニュースくらいは見てると思うんだけど。。。

彼女たちに、ちょっとあるといいもの。
それは、少しの、変化だろうと、思います。
たぶん、毎日の生活が、完全に出来上がった
固定化された、安全で安心で平穏な暮らし。
それを、ほんの少しだけ、はずしてみる、というか。
何も、別の友のように大骨折を、というコトではなく。

そんなにまで罵詈雑言、罵りと悪態を
吐き続けるほどの会社なら、転職する。
環境が変われば、また意見も視点も、変わると思う。
小学生の子どもじゃないんだもの。
社会には、いろんなひとも会社もあると思うよ。

そんなにまで、情勢も情報も話題も何も知らないのは、
正直、空っぽすぎる。
(例えば。
 先日、悲しい自殺をしてしまった中学2年生の男子君のことと、
 以前、悲しく殺人されてしまった中学1年生男子君のこととが、
 混同していたことに、衝撃を受けました。
 どちらも言葉を失うほど、痛ましい事で、混在しえないほど
 くっきり悲しいことなのに:追悼)

私だって、何も世の中、知らないといえば知らないけれど、
それでも、ちょっとくらいは、立ち止まって考えてみたりする。
たとえその深さが、うっす薄すに薄く、浅くても。
社会には、いろんなことが満ちていると思ってる。

出来れば、残念じゃない、痛くない、悲しくない”体験”と、
出来れば、ひとを煩わしくさせない程度の”好奇心”なんかを、
少しずつ持って暮らすと、いいんじゃないかと思いました。

これも、ちょっとした私の経験です。
世間を少しは、知っておくということ。



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コメント

No title

素敵なご友人ですね
女として、人として
自立しながらも日々まだまだ成長し続けている
そして 自分の事は笑い、他人の事を思いやる
私もそんな 本当の大人の女の人に なりたいと思いました

そして そんな素敵な方と 友人でいるルゥさんも
きっと同じく素敵な方なんだと思いました

先日 とある方が 自分の顔は決して見ることができない
と おっしゃってました
鏡で見た顔は本当の顔ではなく反転している
では自分の顔はどうやって見るのか?
答えは 自分の周りの人を見ること だと

とは言うものの
30年来の友人達の事を尊敬すらしている私ですが
その友人たちに尊敬されるような人間になれているとは
到底思えないのです

あかんたれなワタクシ
精進しなきゃ

Re: お立ち寄り下さりありがとうございます☆

さきこっこ様、

お立ち寄り下さり、ありがとうございます☆

しゃきっとしている友がいると、
ほんと、わが身を振り返りますよね。
でも、そう気づかせて貰えること、
それ自体ありがたいことだと思っています。
(↑やや自己防御的逃げ切り:笑)
ちなみに、ワタシは、じぇーんじぇん
たいしたことないジンブツでございます。
さきこっこ様の豊かな想像力に
水を差すようで面目ないのですが。

自分の顔に自信を持てる日が来るとは、
とーてい思えないワタクシですが、
友達の顔を眺めて、
そして、さきこっこ様のお言葉を思い出し、
なんとか年を重ねてゆきたいと思います☆
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